2009年5月11日月曜日

5/9(土)…アマコン第2次予選(その3)

▽A部門 第2次予選の続き…

♂■7.J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集I巻 第1番+
リスト:2つの伝説 より 「2.波を渡るパオラの聖フランシス」(予選通過)
→バッハでは、ペダルを用いて、幅広いダイナミックアレンジを意識した演奏でした…

プレリュードは特に印象的、対象的にフーガは線を太く描いた演奏で、テーマをしっかり歌いフレーズを意識しながらの演奏はなかなか高度な技術を表した豊かなフーガでした…

リストも大きく歌い上げてる点がなかなか道に入ってて、媚びない朗々とした音楽が印象的でした…

パッセージも粗くなる事が少なく、響きをよく大切にした演奏だったと思います…

一つ欲があればもっと野心さを表して欲しかった演奏でした…

♂■8.J.S.バッハ:イタリア協奏曲BWV971 より 第1楽章+
ドビュッシー:ベルガマスク組曲 より 「3.月の光」(予選通過)
→バッハでは全体的に力強さのあるハッキリしたタッチが印象的…

ペダルもやや控えめですが、タッチの音色を変える事も実行していて、ある意味個性感もある、生き生き感を感じるバッハでした…

チェンバロを意識したような響きもありますが、かなりオリジナリティは有りました!!

ドビュッシーでは、弱い音でも(やや強めな選択ですが)、非常に透明感を感じる演奏でした…

何よりも9/8拍子の序奏を甘くせず淡々と前向きに奏でたのは好感でした…

普通なら甘く甘くし過ぎる箇所ですが、ある意味、ドライな感覚で、流れは非常に前向きに感じられました…

非常にピアノ楽器という音の鳴らし方を知っている弾き方だという印象を強く感じました…

「月の光」をさらっと弾いたのはエントリー者以外の方ではあまり聴いた事が無く、それが返って個性感を強く感じました…

(内心は非常に本選に通って欲しい気分でした、内容が良いだけに!)

♀■9.J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集I巻 第21番+
シューマン:アベッグ変奏曲op.1
→バッハでは、ペダルを用いないタイプで演奏

早めなプレリュードは機敏さがよく出ていたと思います…

フーガは上声部の音色がもう少し控えめに抜くような、バランスがあれば立体感のフーガが可能だったのでは…とも思いました…

フーガがかなり、軽快感を出した演奏で前向きがありました…

シューマンでは豊かに鳴らすピアニズムは良かったと思います…

もう少し音色やダイナミックアレンジに段階があればとも思いましたが、全体的にしっかり鳴らしている点は高く評価をしてもいいのですが、デリケートな部分の表現があってもいいのではないか?…とも思いました…

僅かですが、右手を意識し過ぎた感も泣きしもあらずでした…

♂■10.J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集II巻 第16番 より フーガ+
ベートーヴェン:ソナタ 第7番 op.10-3 より 第1楽章(予選通過)
→バッハではペダルを用いた幅広い表現が印象的でした…

長いモチーフのテーマを思い切った解釈と、大胆さも感じられた演奏で、エントリー者のしたい強弱もよく表れていたと思います…

ベートーヴェンではスタッカートのタッチがやや危うい箇所も見受けられましたが、非常に全体的な構成をよく捕らえて臨んていたと思います…

展開部のフゲッタ的な要素の捕らえ方などはワクワク感も有りましたが、再現部でやや、楽譜には無い?前打音的な不思議な"音"があった事を記載して置きます…

♀■11.J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集I巻 第18番 より プレリュード+
ショパン:舟歌op.60(予選通過)
→バッハでは強弱を意識した演奏で、平坦にならないような感じが良かったと思います…

ショパンでは、デュナーミクの狭さを些か感じました…

一音一音はしっかりしている点は好ましいのですが、幅広い音色という点ではどうか?…とも思いました…

クレシエンドやデクレシエンドの表現をもっと豊かに解釈してもいいのでは…とも思いましたが、全体的にテンポをあまり揺らさずストレートな舟歌にしていた点は、好みが分かれる演奏とも思いました…

後半のややテンポを早める箇所の変わり目に変化が付きにくいようにも感じました…

♂■12.J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集I巻 第15番+
ドビュッシー:ピアノのために より 「3.トッカータ」
→バッハではペダルを用いないタイプ…

プレリュードは嵐のような早いテンポで奏され、勢いはあるもの一長一短な感じ、フーガもやや立体感に欠ける音像が全体的に重い印象でした…

ドビュッシーでも早い曲なので、指回りは確かに大事には大事ですが、幅広いの音の鳴らし方にやはり欠ける印象でした…

ややテンポがゆっくり目に聴こえたのも重く鳴らした要因にも思えました…

やはり"Vif"とあるからには、軽く早くの解釈でしょう…

♀■13.J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集I巻 第8番 より プレリュード+
スメタナ:チクルス「夢」 より 第6番 ボヘミア農民のお祭り
→バッハでは、ペダルを用いて、よく響かせていました…

ただ、やはり強弱をもう少し付けて、クレシエンドやデクレシエンドの解釈もしても良かったのではないか?…とも…

せっかくペダルを用いても一色単な印象でした…

スメタナの方は、技巧的な最初の箇所とか、もっと泥臭く歌いきってもいいのでは?…とも…

中間部の完全に音色が変わる箇所は緊張感をもっと欲しい感じがしましたし…

再び、再現に表れるテーマのお祭り的な部分のもっと、キレるピアニズムが欲しかったとも思いました…

集中力が後半、不足したのが些か惜しいとも思いました…

♂■14.J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集I巻 第3番+
ベートーヴェン:ソナタ 第13番 op.27-1 より 第4楽章
→バッハではペダルを極僅かに用いてのタイプ…

テンポの早いプレリュードはなかなかセンスを感じましたが、フーガはやや立体感が音に表れてないようにも感じました…

右手がやや鳴らし過ぎな印象が残りました…

全体的に重い音色だと言う印象もありました…

ベートーヴェンは些か、落ち着かない早め過ぎたテンポと、ペダルをあまり効果的に取り入れなかった点が、かなり曲の全体的を苦しい感じにしたのは惜しいとも思いました…

途中、集中力を欠く場面もあり、技量はあるエントリー者だと思うのですが、いかにも"ピアノ"を弾いている感じが拭えませんでした…

幅広い音色を切に希望したい気持ちも有りましたね〜…

♀■15.J.S.バッハ:フランス組曲 第6番 より ジーグ+
フォーレ:ノクターン 第6番 op.63
→バッハではペダルを用いないタイプ…

やや音色の幅が狭い印象が拭えなかったのと、やはりリズム感の生き生きさが欠けたような気がしました…

フォーレでは、豊かなニュアンスという点でも、やや伸びを欠くような印象…

タッチに幅広い音色をもっと付けて欲しい点、変化に乏しい感じが最後まで、平坦な鳴らし方がかなり気になりました…

ゆったりした三連符のテーマをふくよかな解釈があればとも…

途中で集中力を欠いたのも惜しいと思いました…

♂■16.J.S.バッハ:フランス風序曲 より パスピエI、II+
ベートーヴェン:ソナタ 第26番 op.81a より 第2+3楽章
→バッハでは、ややハッキリしない音像が気になりました…

丁寧には演奏していますが、(やや平和的にも思えたバッハですが、)音には芯を感じて欲しかった印象…

ベートーヴェンでは、2楽章などは緊張感もあり、丁寧な響きと強弱の対比も見事な演奏だと思いました…

少し大げさな音作りは好みが左右されるかもしれないですが、思い切った演奏が耳に残る印象…

3楽章は、ややペダルの濁りが若干あり、スピードがあるが故に、流れ的にはいいモノがあると思いました…

もう少しペダルの細かい踏み替えを配慮してれば鋭い3楽章が期待出来たのではないか?…と思いました…

♂■17.J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集II巻 第5番+
ベートーヴェン:ソナタ第8番 op.13 「悲愴」 より 第2楽章
→バッハではペダルは用いないタイプ…

プレリュードはやや縦の線が甘くなりがちになり、細かな部分で不自然に聴こえる場面もあり、フーガもふくよかなピアニズムに欠けるような印象…

テンポがやや揺れるのと、このフーガこそ、弦楽四重奏を意識した演奏を臨みたい希望でした…

テーマこそ、捕らえていますが、ややフレーズが甘くなったのが惜しいとも思いました…

ベートーヴェンは平和的な歌い方はいいのですが、伸びる音色を出すタイプでは無いようで、ピアニズム的に狭い鳴らし方が非常に気になりました…

音色の幅があればもっと2楽章の良さを伝えれるのに…とも思いました…

♀■17.J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集I巻 第14番+
プーランク:イタリア奇想曲
→バッハではプレリュードはペダルを用いないタイプ、フーガは使用…

プレリュードは、丁寧に演奏をしていますが、発音的にハッキリしないような感じが全体的にありました…

フーガももっと立体感が出ればとも思いましたが、やや集中力に欠ける場面があり惜しいとも思いました…

プーランクの方が生き生き感をかなり出していましたが、やはり、一音一音がくすんだようなハッキリしない打鍵が尾を引くイメージが拭えませんでした…

もっと透明感のある軽いタッチが音に出てればとも…

小回りに指は動いているのですが、メリハリ感に欠けた印象でした…

♂■19.J.S.バッハ:シンフォニア 第3番+
ベートーヴェン:ソナタ第12番 op.26 より 第1楽章
→バッハでは、やや印象の薄いイメージ…

メリハリの付いた思い切ったバッハだったら違ったかも知れないのですが、タッチがやや弱めな印象…

ベートーヴェンにも同じようなイメージがあり、遠くに飛ばす音作りにやや欠けた印象でした…

また、先へ流れる要因にも少し欠けるようなイメージもあり、丁寧ですが、何か平坦な感じが最後まで拭えませんでした…

もっと打鍵を深く鳴らすように、深い歌があったらとも思いました…

♂■20.J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集I巻 第4番+
スクリャービン:練習曲 op.42-5(予選通過)
→バッハでは、ペダルを用いて、音の鳴らし方にも集中力があり、柔らかなプレリュードが印象的でした…

フーガでもドラマ性のあるふくよかな歌が表れていて非常に緊張感のある演奏でした…

ファンタジーを感じるバッハだった事も記載して置きます…

スクリャービンではパッセージの発音が曖昧な箇所も見受けられましたが、流れがあり、勢いのまま弾き切った演奏はなかなかなものでした…

もう少し、浅めにペダルを踏み替えをすればとも…(少し響き過ぎたカンがありました)

♀■21.J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集II巻 第2番+
シューマン:幻想小曲集op.12 より 「5.夜に」
→バッハでは、ペダルを用いたタイプ…

一音一音の音にクリアーな響きを、という感じが欲しかったイメージ…

プレリュードでは、やや、音色をボカすような、くすみの音色が全体的に重い感じでした…

フーガでも似たような感じで、立体感のある透明な音とは逆のイメージでしたが、内なる秘めたものを表したかったのかも知れませんが…

シューマンもやや重い音色が支配するなか、遅めのテンポがやはり全体を重くしがちに…

また、ここぞとばかりに締める音が決まらない箇所も見受けられました…

もっと音色に、明るさが加わればとも思いました…

→続く…

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